銀行対策税理士が吠える!
現場からの借入実務実況中継

避ける事はできない中小企業をとりまく財務リスク

私たちを取り巻くリスクには様々なものがあります。

リスクを取らずに利益を上げることはできません。


ですから、リスクを上手に取りながら、利益を上げていく必要があります。

中小企業のリスクをざっくりと分けると、

・お金が出ていくもの
・お金が出ていかないもの

に、分かれます。

ここでは、お金の出ていくものについて企業のライフステージ別に考えてみたいと思います。

まずは、創業時。

・創業資金の調達ができない

なんといってもこれに尽きます。

ポイントは自己資金なのですが、創業の準備が足らずに継続を断念する例は枚挙にいとまがありません。

続いて成長期

・黒字倒産
・得意先倒産
・税の追徴

成長期はどうしても無理をしがちです。

取引先の与信も多少は甘めにしないと、新規の取引先を得ることはできません。

そのため、売上は立ったものの、未回収になってしまうという事態が起こりえます。


また、余裕がないから節税も、ギリギリのところを責めるので、税務調査からの追徴の可能性が高い傾向があります。


あるいは、利益は出ているのに、慣れない資金繰りから新規取引分の運転資金が足りなくなる。

または、設備投資が過剰で資金が回らなくなるという場合があります。


そして、成熟期。

・設備更新
・損害賠償請求

成熟期には、起業時・成長期に投資した設備の更新を迎えることが多いと思います。

積極的に設備の更新をしないと、最新技術についていけず、受注が取れない。

あるいは、飲食店等であれば、模様替えなどをしないと客足が落ちるという事があります。

さらに、これは成熟期に限ったことではありませんが、予期せぬトラブルから損賠賠償請求を受けてしまうという可能性もあります。

最後に衰退期

・赤字決算
・銀行からの貸し渋り/貸し剥し
・返済猶予の拒否

などがあります。

売上が先細りとなり、赤字になってしまう。

そしてそれをきっかけに、銀行から借りられない、あるいは、返してくれと迫られるという可能性があります。

さらに、毎月の返済額を減額してもらう交渉したものの受け入れてもらえない。

などが考えられます。


まだまだ他にもあるとは思いますが、これらのものがすぐ思いつくリスクです。


リスクを恐れて何もしないのも、またリスクといえます。


少なくとも、これらに対する心構えを持っておくという事は大切です。

そして、ここからが大切なところですが、これらのことは、

「起こってしまうと、銀行からは借りられない」

という事を、覚えておいて頂きたいのです。


多くの方が
「必要になってから銀行に借りよう」
と、思っています。

しかし大抵、必要性を感じるのは、上記のようなことが起こってからです。


繰り返しますが、起こってからでは、銀行からは、借りられません。


ですから、こういう事に備え、予め借りておき、資金に余裕を持っておく必要があるのです。

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税理士松波竜太Ryota Matsunami

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業績の変化、銀行担当者の変更などで、いつ何どき事情が変わるか分かりません。
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会計事務所業界に20年、税理士資格取得後独立し10年間となる。500社以上の中小企業に関与し、特に資金繰りと銀行交渉については113社をサポート。「決算書が読めない経営者でも銀行交渉ができる」をコンセプトに説明資料の準備から、アピールすべき点、想定される質問、さらには交渉の継続判断など具体的な「次の一手」をアドバイスし、中小企業経営者から絶大な信用を得ている。

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