信用危機とは、融資枠縮小や条件厳格化などにより、資金の供給が不十分となり、金融システムが萎縮した状態。「信用危機」、「クレジット・クランチ（credit crunch）」、「信用逼迫」、「信用収縮」などとも呼ばれる。
信用危機に陥ると金融機関の貸し渋りなどが増加し、企業の資金調達が困難となる。信用力の高い大企業よりも、信用力が不安定な中小企業が特に影響を受けやすい。 日本では1997年の北海道拓殖銀行などの破綻を機に、信用危機が発生した。
銀行の貸し渋りや融資の停止の理由としては担保価値低下、融資先の業績悪化、金融環境の変化、リスク意識の向上などが挙げられる。