保証人とは、保証債務を背負う人のこと。民法４４６条では、債務者が債務を履行しなかった場合に変わりに履行をする「保証債務」を負う者と定義されている。
通常の保証人（単純保証）は「催告の抗弁権」を持つ。催告の抗弁権とは、債権者から取り立てが行われたときに、債権者に対して先に主債務者への催告を求める権利こと。
また債権者に対して特定の段階まで自己の保証債務履行を拒める権利も持つ（検索の抗弁権）。
単純保証以外には連帯保証人、根保証、物上保証人に種類が分かれている。
連帯保証人は、他に保証人が複数いる場合でも借金全額を返済する義務があり、また主債務者よりも先に財産の差し押さえを受けることもある。