代位弁済とは、債務者以外の人によって債務の弁済が行われること。本来債務の弁済を行うべき債務者に代わって、第三者や共同債務者によって返済が行われる。ただし第三者弁済の中には代位弁済が認められないケースもある。
また代位弁済を行った人には債務者への求償権があり（債権者の求償権が弁済者に移る）、代位弁済するために生じた支出の償還を求めることできる（民法702条）。
保証人や連帯債務者によって代位弁済が行われた場合と、利害関係のない第三者による弁済の２つに分けられる。後者の場合は債権者による承諾が必要となる。これを「任意代位」と呼ぶ。