債務償還年数とは、企業の返済能力をあらわす財務指標の一つ。有利利子負債の返済にかかる年数を示す指標。金融機関側にとっては、融資先となる企業が全額返済までにいつまでかかるかを測り、格付けするための、重要な財務指標となる。計算式は「（有利子負債－（売上債権＋棚卸資産－買入債務）－現預金等）÷（経常利益＋減価償却費－税金等）」。有利子負債には、短期借入金、長期借入金、社債が含まれる。
債務償還年数が短い企業ほど、返済能力が高く、融資を行う金融機関側からの格付けも高くなる。中小企業がスムーズに融資を受けるためには、債務償還年数は10年以内におさまっているのが望ましい。