総資本対経常利益率（総資本経常利益率）とは、収益性分析に使われる財務指標の一つ。経常利益に対する総資本の割合を示す指標。計算式は「経常利益÷総資本×100」。「Return on Asset」の略で「ROA」とも表記される。
企業の総合的な収益性を求めるために算出される。投下された資本によって得られた利益をあらわす。このため、総資本対経常利益率が高いほど、資産が有効的に活用され、利益に変わっているといえる。
また「売上高経常利益率」と「総資本回転率」の二つに分解することもできる。
規模や資本構成などに関わらずその企業の総合収益性を見ることができる。